52日目 トルコ:イスタンブール → ボル
イスタンブール、広すぎるし道に迷ったのもあって脱出に時間かかりました。
イスタンブールだけで20kmちょっと漕がされたし。
写真はトルコが誇るサッカーチーム、ガラタサライのホームスタジアムです。たぶん。
なんとか大きい道にでて、ここをまっすぐいって海峡にかかる橋を渡ればついにアジア突入です。
と思ってウキウキで漕いでいたら、パトカーに止められました。
そしてなんのことかわからないまま結構な勢いで怒られる。
どうやら自動車専用の道路だったみたいです。
トルコでついに前科持ちになんのか…とか思ってたらバスを止めてくれて、
そのままバスに自転車ごと乗せられ、超不本意な形で海峡を渡ります。
なんか、、思ってたのと全然違う、、、
けどとりあえず前科持ちにはならなくて済みました。
そんな感じでアジア側に入りました。
一駅で降りたけどお金払おうとしたらバス行っちゃうし。
そんならもっとバス乗っておけば良かった。
しばらくは海岸沿いの道を東に進みます。
例外はもちろんあるけど、海岸沿いの道と大きい川沿いの道はだいたいフラットで漕ぎやすいっていう法則に漕いでる途中で気付きました。
例のごとくこの日もガソリンスタンドで野宿。
隣接してる潰れたレストランの内部使わせてくれました。
泊めてくれるだけでも本当にありがたいのに、トルコの人はそれだけにとどまりません。
「タケシ!こいよ!」
って呼ばれて行ってみると、牛肉とかを挟んだボリューミーなパンとファンタオレンジを頂きました。
いや、スタッフさん仕事ぶんなげてるし、なんならガソリン入れに来たお客さんも参加しちゃうし。
左の2人がそうです。トヨタに勤めてるらしい。
そういえばこの日(9月1日)から4日間、イスラム教ではクルバンバイラムという祝祭日でした。
クルバンバイラムは日本語では犠牲祭と訳され、牛や羊などを屠殺して神に生贄として捧げ、その中の一部は貧しい人たちに配られるという風習みたいです。
このささやかなパーティはそれとは関係なかったと思うんだけど、田舎の町とかだとそこらへんに生贄に捧げられた動物の血溜まりとかあってとてつもない光景を目の当たりにできます。
写真をアップできないくらい。
あとはここの人たちみんなガラタサライの熱狂的なサポーターでした。
「En büyük galatasaray」っていうトルコ語を覚えました。というか何回も無理やり言わされるので体が覚えちゃった。
たぶん「ガラタサライ最高」みたいな意味だと思います。
でもこれ言うと冗談抜きでみんな発狂するくらい喜んでくれるので、要所要所で挟んでおきました。
写真は店員のおっちゃんがスタジアムに応援しに行った時の動画を撮ったもの。
なんだかんだ夜中までわちゃわちゃして、寝ました。
次の日朝起きて片付けしてると、朝ごはんに誘われました。
ガソリンスタンドのオーナー(?)のフェルハさん。
言われるがままに自転車でついていきます。
なんと、トルコの揚げパンをご馳走してくれました。
それだけにとどまらず、別れたあともinstagramのメッセージでちょくちょく心配の連絡を寄越してくれます。アフターサービスまで半端じゃないです。
フェルハさんにだったら1回くらい抱かれてもいいなって思いました。
うっとおしいくらい感謝の気持ちを伝えて、出発です。
首都のアンカラに向かいます。
大きめの町も小さめな町もとりあえずスルーでガンガン漕ぎます。
そして山にぶち当たる。
地図見た感じこの先もずっと山道続く感じです。
ちょっとくじけそうになります。
でもまんざらでもない様子。(?)
標高900mの山をなんとか登りきった頃には日が沈みそうになってました。
山登りきって頂上から景色を一望して、1人でドヤ顔するのが好きです。
でも目測誤ると先にまだ登りが続いてて頂上じゃなかったりします。
1人で恥ずかしいやつ。
ボルという大きい町に入ったところでノックアウトしました。
ガソリンスタンドで野宿です。
いまのところトルコ、ガソリンスタンド野宿交渉成功率100パーです。しかもすんなり。
本当にありがたい。
走行距離
129km
142km