84日目 インド:アーグラ → ヴァラナシ
アーグラは2泊しました。
世界遺産のタージマハルがある街です。
インドを語る上でタージマハルは避けては通れない道だなと思ったので思わず寄りました。
ただ1つ問題があるとするならば、今後の人生でインドを語る場面があるかどうかっていう点です。
滞在してた期間中はちょうどお祭りの時期だったみたいで、朝から晩まで子供も大人もワイワイ騒ぎながら通りを練り歩いてます。
入った食堂のおっちゃんによると、昼はヒンドゥー教で夜はイスラム教のパレードだったみたい。たしか。
スピーカーで音楽を爆音で流しながら、カラフルな粉をぶちまけまくってて楽しそうでした。
なんかインド的な音楽だけじゃなくて4つ打ちのドゥンドゥンなEDMでノリノリに騒いでたのが面白かったです。
それもあってかやっぱり人がめちゃくちゃ多い。
それもかき分けてなんとかタージマハルにたどり着きました。
チケット代はインド人と外国人で異なってて、外国人は1000ルピー(1700円)です。
これだいぶ厳しいけど、避けては通れない道なので我慢。
タージマハル手前の門は修復工事中。
それをくぐると、、
「どどんっ 」っていう擬音が世界一ふさわしいモニュメントだと思います。
圧巻の一言でした。
こういうふうに先っぽをつまんだ写真を撮るのが流行ってるみたい。
1人じゃさすがにできなかったので、今度友達と来たときにリトライしてみます。
近くに寄るとさらに迫力が増す。
デカい。白い。綺麗。
この日もめちゃくちゃ暑かったので、みんな日陰に密集してた。
中にも入れるみたいだったけど、暑さと人の多さで気持ち悪かった上にタージマハル1周分以上の行列ができてたので諦めました。
アーグラはそんなもんです、2泊して出発。
出発してすぐはインドでは珍しい静かな道。
も束の間、お祭りピーポー出現。
楽しそう。うるさい。けどクラクションよかマシ。
やっぱり漕いでる途中も休憩中もやたらインド人が寄ってきてくれます。
1枚目の写真の挟まれてる女の子が愛くるしすぎて和む。
ここで前回の記事に引き続き今回も始まりました、インド人にやめて欲しいことその2、それはひたすら無言で寄ってくること。
上の写真の人たちは割とレアなケースです、他にも一緒にセルフィー撮ろうぜ!とか声かけてくれるお兄さん方もいます。
でも、漕いでる途中も休憩中も、大半は無言で変なものを見る目でズンズン近寄ってくられることがほとんどです。
それも、大体はこっちから挨拶したり微笑みかけても無視されて去っていくパターン。
確かによそ者だし変なものには変わりないんだけども。。
なにより漕いでる途中に無言でジロジロ見られながら横に付けられたり後ろをずっと付いて来られると大分ストレス溜まります。しかもそれが1日に何回も。
インド人はなんとなくみんな陽気で明るいイメージを持っていたけど、実は意外とそうでもないことがわかりました。
ちょっとだけ本気の愚痴でした、失礼しました。
ごはんはやっぱりカレーばっかり。
カレーだけでもいろんな種類があって、思ってたよりも飽きないです。
メニューがないことがほとんどだから、身振り手振りでカレー的なものが食べたいことを伝えて何が出てくるかワクワクするっていう、ギャンブル的な楽しみ方も醍醐味だと思います。
と見せかけて、実はインドってカレーだけでもないことに気づく。
通り沿いの屋台では油で生地を揚げたやつとかシロップまみれのスウィーツとかサモサとか、バリエーション豊かな食べ物が揃ってます。
たぶんインド滞在中にインド料理をぜんぶ網羅するの難しいと思う。
宿はガソリンスタンド2連泊です。
どっちもテント張ったけど、張ったら張ったでテントの中に熱がこもって暑くて寝れない。
超寝不足だけど、朝早くスタートできるのはちょっとだけ嬉しい。
アーグラ出発から3日目、町の学校の登校時間にぶつかりました。
ここらへんの女子生徒の制服はこんな感じのが主流みたいです。
やんちゃな女の子とかはどうやってこれを着崩すんだろう、腰パンとかするのかな。
アーグラから次の目的地ヴァラナシまではだいぶ距離があるので、この日はひたすら漕いで距離を縮めることに専念しました。
写真もあんまり撮らずに爆走してたんですけど、この看板はスルーできなかった。
4本しかない右手の指とぐにゃぐにゃの関節、そしてなんとも言えない絶妙な表情、個人的にはスタンディングオベーションで讃えたいです。
あとは夕方、アラーハバードっていう大きめの街でトルコぶりのマクドナルドを発見。
めちゃくちゃ寄りたかったけど、自転車を安全に停めれそうなとこがなかったので諦めました。
マックを眺めながら、手前の屋台で買ったチョウミンをすする。
美味しいけど虚しい。
そしてガンジス川とご対面です。
渡るのに15分くらいかかるくらいデカかった。
そしてすごく濁ってる、この川にはダイブできない。
ドナウ川がちょっと恋しくなりました。
結局この日は野宿場所がなかなか見つかなくて夜まで漕いでたので、いま確認したら200km近く進んでました。
いいところにダバを見つけたのですぐ交渉して、快諾を得る。
トラックの運ちゃんたちとお話しして、一緒に木製のベッドで就寝。なかなか嫌いじゃない。
そういえばアーグラの薬局で虫除けのクリームを買ったんですけど、これがめちゃくちゃ効果バツグンです。
日本から持ってきた虫除けのスプレーはまったく効かないのに、これ塗るだけで蚊が寄ってこなくなります。
結構な量が入ってて88ルピー(150円)で、経済的にも優しい。
一回歯磨き粉と間違えて死にそうになったけど。
4日目も日の出とともにスタートです。
ヴァラナシまでもう少し。
インド走ってるとこの光景をよく見かけるんですけど、これ牛の糞を練ってこねて作られてます。
ただ、こんなに並べられておいて何に使うのかは今の所謎です。
機会があったらリサーチします。
まぁ4日目はとくに何事もなく、無事にヴァラナシに到着しました。
ガンジス川に面したヒンドゥー教の聖地です。
2日間サイクルパンツだけで漕いでたら、日焼けの跡がクッキリすぎて気持ち悪くなりました。
走行距離:
141km
155km
195km
120km