34日目 セルビア:ベオグラード → アレクシナツ
4日間過ごした愛しのベオグラード、重い腰を上げて出発です。
市内に通るEUROVELO 6をみつけたので、それに沿ってまずは東のСмедерево(スメデレヴォ)という町へ、それから南下というルートをとります。
EUROVELOがEUROVELOじゃないくらいボッコボコの道でした。
あと、ここらへんから体調ちょっと崩します。
のどの痛みと鼻水が少し。
すこし田舎のほうに行くと、めずらしいのかいろんな人が声をかけてくれるようになります。
車からもちょいちょいクラクション鳴らして応援してくれる機会が増えました。
対向車ならアイコンタクト+グッドサインが見えるので、「あ、応援してくれてるな」とわかって手振り返せるんだけど、追い越しぎわにクラクション鳴らされると応援なのかただ邪魔だったのかがわからないのが難点です。
3割くらいは「邪魔だどけ」のクラクションだと思います。
ガソリンスタンドのおばちゃんとお話してたら
「日本人ってみんな中国人みたいな顔だと思ってたけど、アンタはなんか違うわね」
って言われました。
正解のリアクションがわからなかったのでとりあえずサンキューって言っておきました。
あとは子供たちに声をかけられて一緒にサッカーしたりもしました。
めちゃくちゃ楽しかったのに、みんなで撮った写真が消えたのはやっぱり辛いです。
セルビアのガキんちょ界隈では、日本のアニメNARUTOが流行っているみたいです。
夜ご飯食べ終わって出発しようって時に、ドスのきいた声で呼び止められました。
ついにカツアゲきたかと思ったら、普通にイイお兄さんたち。
いかにもノリがパリピっぽいなと思ったら、案の定イタリア人でした。
案の定っていうのはおれの独断と偏見です、ごめんなさい。
旅の経緯とか今後の話とかをして、ハイテンションでウェーイってなって、いざ「今日この後はどうするの?」って聞くと、
「そりゃあ綺麗な女の子を探しに行くよ」
だそうです。案の定でした。
や、英語でもっと汚い最低な表現だったので少し良さげに意訳してます。
Facebookで友達になってバイバイしました。
水を買った売店のおじいちゃんにも絡まれます。
めちゃくちゃいろんな話してくれるんだけど、全部セルビア語だから1つもわからない。
とりあえず一緒に写真を撮ったり、Googlemapで地図見てセルビア語と日本語であーだこーだ言いながら過ごしました。
端から見たら異様な光景だったと思います。
近所のおばあちゃんが参戦。
この方もセルビア語しかしゃべれないので、状況はさらに泥沼化します。
2対1で日本勢が劣勢だったものの、ここまで来たらおれも食い下がれません。
今までの写真を見せながら自転車旅の良さを伝えました。日本語と英語とジェスチャーとハートで。
結構ウケは良かったです。ドナウ川にダイブしたとことか特に。
最終的にはおばあちゃんがログアウトして、おじいちゃんBと英語しゃべれる若いカップルも加わり、カップルに通訳してもらいながらみんなでワイワイお話しました。
おじいちゃんおばあちゃんとお話するの楽しいのは万国共通です。
あとは次の日のちっちゃい売店。
イングランド代表の練習着来たまんなかのお兄ちゃんがひたすらTシャツ交換を迫ってきます。
いやそこはセルビア代表のユニフォームくれよ、としか思わなかったので丁重にお断りしました。
ここらへんは体調悪いの忘れちゃうくらい楽しい日々でした。
人とわちゃわちゃおしゃべりするのって元気出ます。
セルビアでの野宿交渉、だいたいうまくいきます。ガソリンスタンドです。
ボスに電話で確認してみるわ、って電話かけて10秒でOK出たり。
あとはガソスタで交渉して断られたものの、スタッフさんが知り合いのホテルマンに連絡とってくれたりとか。
部屋だと40ユーロって言われたので、ホテルの庭で野宿させてもらいました。
外にあったコインシャワーも使わせてくれたり、ホテルマンやっぱり対応がちげえなって思いました。
立派なホテルの庭で野宿するの、よく考えてみると結構おもしろい状況です。
ここまででセルビア南東部の
温かい人が多くて、セルビア大好きです。
次に目指すは、日本サッカー界のレジェンド、ドラガンストイコビッチの故郷であるНиш(ニシュ)。
そしてデジカメを無くすのもそろそろです。
走行距離
113km
101km
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