チャリで攻めるブログ

-いざ世界へ-

59日目 トルコ:ギョレメ → スィワス

f:id:rehutitake:20170914044725j:image

ギョレメ出発。

出発してからも一面にRPGの世界のような風景が広がってました。

海のそばを走るのが一番気持ちいいと思ってたけど、どうやら自分の知ってる世界が狭すぎたみたいです。

 

f:id:rehutitake:20170914045035j:image

気持ちよく漕いでたら、道路脇のお店のおっちゃんが声をかけてきてくれました。

 

f:id:rehutitake:20170914045155j:image

f:id:rehutitake:20170914045207j:image

美味しいブドウとチャイをいただいて、ついでにあらかじめ買っておいたロールケーキでちょっとリッチなお昼ご飯です。

貴重なビタミン源、ものすごくありがたかった。

 

にしてもこのおっちゃん、ブドウ食べるスピードが尋常じゃなく早い。

 

f:id:rehutitake:20170914045558j:image

そのあとはこんな感じの道が30kmくらい続きます。

特に書くこともないです。

 

f:id:rehutitake:20170914045651j:image

f:id:rehutitake:20170914045712j:image

いや、書くことありました。

これは違う日に撮った写真なんですけど、トルコはちょいちょいこんなパネルが道路脇に出現します。日本でもたまに見かけますね。

 

交通事故抑制のために設置してるんでしょうけど、イスタンブールでの思い出があってちょっとドキッとしちゃうので切実にこれやめてほしいです。

 

f:id:rehutitake:20170914050155j:image

んでもってなんで今それを書いたのかというと、カイセリという町に入る手前で本当に警察に捕まったから。

 

検問を通り過ぎようとしたらなぜか止められた後に事務所的なところに誘導されて、「そこに座って待っとけ!」って言われました。

ライフルみたいなデカい銃ひっさげてる人にそんな口調で言われたらもう従うしかありません。

(銃の写真はさすがにNGだった)

 

みた感じこの道は自動車専用道路じゃないっぽいから自転車はセーフだろうし、事情聴取されたところでなんの事情も知らんしそれ以前にトルコ語喋れんし…

とかうだうだ考えてたら

 

f:id:rehutitake:20170914053952j:image

正解は「まぁジュースでも飲んでけ」でした。

 

どんだけフレンドリーな国家だよ、、

というかそんだけならあんなに威圧的に言わんでも、、めちゃくちゃ焦ったわ…

 

最終的に5人くらい警察の人が集まってきて、お互いぎこちない言葉ながらも和気あいあいとお喋りした後に解放されました。

 

普通にいいおっちゃん達でした、プチ写真会みたいなのが開かれてちょっと恥ずかしかったけど。

 

f:id:rehutitake:20170914053554j:image 

カイセリは結構大きめな街だったけど、スルー。

グングン漕ぎます。

 

f:id:rehutitake:20170914052233j:image

f:id:rehutitake:20170914052239j:image

そんな調子で漕いでたら、ついにこの旅初めてのパンクです。

ここまで4000kmちょっとを漕いで、ついにこの時が来たか…ってのと、なんでよりによって後輪だよ…っていう感情。

 

細いワイヤーみたいなのがぶっ刺さったのが原因でした。

日も暮れそうだったので急いで修理して、なんとか日が落ちる前には野宿できそうなガソリンスタンドを発見。

 

交渉もすんなり成功したのでそのまま寝ました。

 

 

f:id:rehutitake:20170914053522j:image

次の日は珍しく目覚めが良かったもので、ちょっとだけ調子に乗ってじっくりストレッチとかして1日をスタートさせちゃう。

 

これまで歯磨きと、ゼミのみんなから貰ったビタミン剤を飲むことだけは毎日欠かさずに実施してきて、日々のストレッチも日課に追加しようとかなと、この時決めました。

 

ところがどっこい、この日だけで終わった。

 

f:id:rehutitake:20170914054143j:image

そしてこの日、出発してすぐになんの脈絡もなくサイコンが動かなくなりました。

電池替えても再起動してみてもセンサーの位置を調整してみても直らず、本当に謎です。

 

でも今のところ正直あんまり困ってません。

大体の距離ならこういう標識とGooglemapでつかめるし、山道上ってる時とかは逆にサイコンが意外とストレスになってたことに壊れてから気付いたからです。

 

「こんなに頑張って漕いでるのに8km/hしかでねえのかよ…はぁ…」

みたいな。

 

安くて良さげなもの見つけたら新しいの買うとして、それまでは速度と距離にあんまり縛られない自転車ライフを楽しもうと思います。

 

f:id:rehutitake:20170914055323j:image

あとはこんな道をひたすら走って

 

f:id:rehutitake:20170914055427j:image

f:id:rehutitake:20170914055444j:image

休憩してる時にチャイをご馳走して貰っては、

 

同じスィワスに向かってるバイクライダーのご夫婦。

ジャケット着せてもらいました。

 

f:id:rehutitake:20170914055722j:image

f:id:rehutitake:20170914055826j:image

小さい町を見つけては非常食をストックし、

 

f:id:rehutitake:20170914060010j:image

またこんな道を50kmくらい漕ぎ進める。

みたいな1日でした。

 

f:id:rehutitake:20170914060710j:image

この日の野宿場所。

なんとガソリンスタンドのWi-Fiも貸してもらえました。

 

あ、そういえばトルコのWi-Fi事情について後で詳しく書きたい。

トルコは全くと言っていいほどフリーWi-Fiが飛んでません。

ガソリンスタンドとか町のそこら中に飛んでたヨーロッパがたぶん異常なだけだと思うけど。

 

これまでトルコを漕いできたなかで、ガソリンスタンドのWi-Fiパスコードを聞くコツをなんとなくつかんだような気がします。

いや全然難しいことじゃないけど、それを実践してから成功率7割くらいまで上がりました。

長くなりそうなので気が向いたら後で書きます。

 

でも、2日3日くらいネットから離れて現実だけを楽しむっていう生活も全然楽しいです。

スリリングというか、生きてる!って感じがします。

 

f:id:rehutitake:20170914061607j:image

この日の夜ご飯はカルボナーラ作りました。

さすがにそろそろフランスで買ったパスタを使い切りたいのと、ガソリンスタンドの水道を使わせてもらえたから。

 

外で自炊する事の何がネックかって、洗い物で水を大量に消費しなきゃいけない事なんです。

これまで自炊をサボってきた言い訳じゃないです、決して。

 

f:id:rehutitake:20170914062435j:image

そしてたしかソフィアで買って、バッグの底に沈んでいたカルボナーラの素。

普通に読めないので、勘で水の量を調節してそのままぶち込みます。

 

f:id:rehutitake:20170914062549j:image

作ってる最中にガソリンスタンドのお客さんからリンゴいただきました。

美味しかったしビタミン摂れるし、本当にありがたいです。

 

f:id:rehutitake:20170914062723j:image

仕上げにインスタント味噌汁のかやくを振りかけて完成。

味はこれまでしてきた自炊の中で一番美味しかったです。

やっぱり、出来合いの素はズルいですね。

 

f:id:rehutitake:20170914062919j:image

洗剤とかいう高尚なものはあいにく持ち合わせていないので、終わったあとはきちんとゆすいでから煮沸消毒してます。

さすがにシャンプーで食器洗うのはなんか気が引けるし。

 

走行距離

98km

160kmちょい

 

f:id:rehutitake:20170914063609j:image