111日目 タイ:チェンマイ → スコータイ
チェンマイ出発。
結構ガッツリ休んだつもりだったけど、結局体調はあまり良くならずでした。
自転車専用レーンも整ってるし道もフラットだしまぁ行けるべ!という感じ。
鼻水ダラダラ垂らしながら漕ぎます。
幹線道路沿いには果物とか焼き鳥とか、あらゆるジャンルの露店がちょくちょく現れます。
どこの町にもセブンイレブンはあるし、とりあえず食料確保の点ではどうにでもなりそうなので一安心。
タイ1発目のガソリンスタンド休憩。
タイのガソリンスタンド、だいたいコンビニとカフェと食堂が併設されていて、屋台も3,4件並んでるし、もはやサービスエリアみたいになっています。
ここにはシャワーもついてて愕然としました。
さすがにシャワー付きのガソリンスタンドはこれ以降見てないです。
野宿3日目くらいのときに出会っておきたかった。
2~3km置きくらいにこういうプチ休憩所も設置されてる。
使ってる人あんまり見たことないけど、座ってのんびり出来るのでありがたいです。
こういう何気ない施設にお金を掛けられるあたりが先進国の証なのかなって思います。
途中で通ったゾウパークのような何か。
暗くなりそうだったのでスルーです。
ガソリンスタンドの食堂で夜ご飯を食べて、軒下で野宿です。
これが当たり前にできちゃうありがたさが身に染みてきます。
次の日。
依然として体調が優れないのに加えてお腹もぶっ壊れました。
あのインドを無傷で乗り越えたのに!?って自分でもびっくり。
おそらく原因は前日の昼に食べたセブンの激辛カップラーメンだと思います。
起きてちょっと走ってお腹に違和感を感じ、結果的にはズボンとパンツを洗って荷台に干すという。
何があったかはお察しの通りです。
21歳にもなって恥ずかしいです。
でもこういう切り替えの早さは誰にも負けない自信あります。
というかこの旅でさらに培われた感じ。
ちょっと汚い話を浄化するかの如く、綺麗めな風景と可愛いタイ語の写真貼っときます。
あとはタイの野犬事情。
タイは結構な頻度で野犬が追いかけてきます。
追いかけられたのが恐らくセルビアぶりくらいだったので最初は結構焦りました。
ただそんなに殺気がないというか、好奇心で追いかけてくる感じがほとんどなので、慣れればなかなか可愛いもんです。
昼ごはんはそこらへんにあった食堂でラーメン的な何か。
メニューもなかったし、あったところで読めないので、周りの人たちが食べてるものを指差して注文します。
「スパイシーorノースパイシー?」
と聞かれたので、鬼の形相で
「ノースパイシー!!!!」
って即答しました。
悪気はなかったんです、ただお腹を壊したくなかっただけなんです。店員さんびっくりさせてごめん。
そしてここら辺から山が深くなってきました。
タイ語のみのローカルな標識が増えてきて手も足も出ない感覚。
海外自転車旅の醍醐味の1つです。
日が落ちてくるも、田舎の方にも食堂がちらほらあるので安心でした。
インドのダバに少しだけ雰囲気が似てます。
写真で注文して、ガパオライスが到着。
こんな優しい見た目してるのにめちゃくちゃ辛い。
やっぱりこれでもお腹やられました、タイ料理美味しいんだけど相性がちょっと悪いです。
エビ大好きなのにエビアレルギー持ちっていう高校の友達をふと思い出しました。
潰れたガソリンスタンドにお世話になりました。
目的のスコータイまでもう少しです。
こんな田んぼ道をずっと進みます。
なんというか、小学校の夏休みを思い返させるようなノスタルジーをガンガンに感じる道。
ボール持って公園に走って行きたくなるような道。
もっと言うと、ズボンの下から水着を履いて市民プールに行きたくなるような道です。
小さい商店で休憩。
おばちゃん達の井戸端会議を端っこの方で聞きながらのんびりします。
まぁ何言ってるか全然わからないんだけど。
ただやっぱりこういう情景も懐かしさみたいなものを感じさせてくれるのですごく好きです。
あとはずっと続く長い直線。
人通りも少ないし、こういう道は歌いながら走るに限ります。
最近は竹原ピストルにハマってます。
てなわけで、スコータイに着きました。
まず優先順位は体調の回復です。
走行距離:
90km
130km
71km