147日目 ベトナム:NamKhan → ハノイ
ベトナムに入国しました。
入国した途端に今まで上ってきた分を全部チャラにするかのようなものすごい下り。
それでもまだ山は抜けられなかったので、作業場チックな場所をお借りして野宿しました。
ベトナムでの目標は、ハノイで中国ビザを取ることと、アオザイを着た可愛い女の子と写真を撮ることです。
ものすごく久しぶりに見たこの標識、"ここから市街地に入りますよ"っていう合図です。
ヨーロッパでは結構どこでも見かけたんですけど、フランス植民地時代の名残なのかなと思いました。
朝ご飯を食べるべく適当なお店に入店。
この時点ではフォーしかベトナム料理を知らなかったので、入店直後に怒涛のフォー連呼。
薄い生地とスープがでてきて、なんかおれが知ってるフォーとは違う。
生地をスープに浸して食べるみたいです。
美味しかったけど、おばちゃんが親切心からかテーブルの上にあった味の素的な粉をドバドバ入れてくれたのが少し気になりました。
どの町にもやたらカラオケがあります。
たまにおばちゃんの歌声が聞こえてきて、それがまた大体上手い。
ヤギの肉専門店を見つけてしまったので好奇心が抑えられなくて入店。
ちょっとクセが強くて、でも一緒に出されたわさび醤油とめちゃくちゃ合ってご飯が進むわ進むわ。
100000ドン(500円くらい)もしてちょっと泣きそうになったけど、よく考えてみるとこの量の肉が500円て結構安い。
その後は道に迷って散々な目にあいました。
まずなんとなくそこにあった橋を渡ってしまったのが間違い。
そしてすぐ引き返さずにズンズン進んでしまったのが大間違い。
ぬかるんでない場所がないっていう道を3時間くらいさまよう羽目に。
周り一面田んぼだし、なんかすごくぼやけてるけど水牛とおじちゃんおばちゃんしかいないし、自転車と下半身は泥まみれだし。
この日は宿に泊まってもきっと神様許してくれるよねってことで、なんとか脱出して死に物狂いで宿探しました。
一泊1000円弱の宿を見つけて即チェックインして、そのままなんとなくヤケ酒。
泥まみれの姿を憐れむフロントの人の苦笑いの顔が未だに忘れられません。
ベトナム語ってパッと見すぐ読めて意味もわかりそうなんだけど、実際は全然読めないし意味もわからない、そんな言語です。
東南アジアの言語は文字の上にチョロっとしたヤツが付きがち。
中国語でいう声調記号みたいなものなのかなって思うんですけど、それにしても種類が多すぎです。
あとはDに横線があるのと無いのとでどう違うのかが気になります。
ただここまで漕いできて気付いたのが、COMって書いてあるところに入れば何かしら食べ物が出てくるってこと。
あとはTOCだかTOKだかは髪切るところです。たぶん。
途中でおっちゃんに声かけられて、付いて行ったらレッドブルとあったかいお茶をくれました。
肌寒い身体にお茶が沁みる沁みる。
おっちゃんが持っているのは(たしか)リュウカイ?って言ういわゆるパイプタバコです。
ちょっと出っぱっているところに葉っぱを詰めて、そこに火を付けて吸引します。
試しに吸わせてもらったら煙がキツすぎてむせまくりました。
わざわざちょっと遠回りしてたどり着いた南シナ海。
潮風がキツすぎて5分で退散。
タンホアっていう大きめの街に入った時にはすでに日が暮れていました。
クリスマスが近いからか、街はイルミネーションまみれ。
そんなことはまず置いといて野宿場所探しです。
サービスエリアみたいなところを見つけたので、野宿交渉、の前に夜ご飯を食べます。
やっとおれが思ってたフォーにありつけました、思ってた通りの優しい味です。
食べてる途中にたまたま居合わせた観光バスのツアーガイドのナンさんが話しかけてきてくれて、英語が喋れる人だったのでちょっと盛り上がる。
なんやかんや話してるうちに、ベトナム語で店員さんに交渉もしてくれたり、いろいろお世話になりました。
そして女性の店員さんにやたらモテた。
これも全部ナンさんのおかげです、心から感謝の気持ちを伝えました。
次の日。
首都ハノイまでもう少し、パンをかじりながら走ります。
道端で売ってるシンプルなミルクパンが1本25円くらいで買える上に、程よい甘みを含んでてめちゃくちゃ美味しいです。
ハノイに近づくにつれて道が広くなってバイクの量も増えてきます。
ハノイに到着した頃にはこんなん。
話で聞いてはいたけども、バイクの量が尋常じゃないです。バンコクとかの比にならないくらい。
これに囲まれながら走るのめちゃくちゃ神経使います。
勘弁してくれ…としか思いませんでした。
走行距離:
32km
160km
140km
178km