129日目 カンボジア:シェムリアップ
シェムリアップに着いてまずはトゥクトゥクに乗って空港まで来ました。
到着ゲートにはツアーのガイドさん達が押し寄せてます。
この中に紛れ込んでとある人を待ちます。
サプライズゲスト、姉です。
仕事の休みを取ってわざわざ来てくれました。
「世界のどこかで会おう」とは言っていたんですけども、まさか実現するとは思ってませんでした。
そんな彼女はシェムリアップ4度目。
姉が大学生でおれが高校生の時、彼女は「ちょっと出掛けてくるねー!」くらいのノリでしょっちゅう東南アジアを旅していました。
おれの興味が海外に向いたのはそんな姉の影響が大きいと思います。
日も落ちていたのでとりあえずパブストリートに行って、飯食ってビール飲んでアイス食べてマッサージを受けたり。
このあたりで早速姉のすごさをビッシビシに体感することになります。
声掛けてくるお土産屋の店員のいなし方とか、トゥクトゥクの運ちゃんとすぐ仲良くなるところとか。
なんというか、現地の人の心の掴み方がめちゃくちゃ上手い。
どことなく千原せいじを感じるような姉です。
並んで脚のマッサージ受けてる時に初めて気づく自分の黒さ。
たぶん部活やってた時よりも黒い。
次の日、いざアンコール遺跡群へ。
トゥクトゥクのツアーを申し込んで、途中でチケット買っていよいよ突撃。
高ぶります。
とりあえずアンコールワットの1番有名なところ。
インドのタージマハルで叶わなかったモニュメントの先っぽをつまむやつ、ここに来てようやく念願達成です。
他にもいっぱいやってる人いたし、だいたい考える事は世界どこ行っても同じなんだなって思いました。
スケールが大きいのはもちろんそうなんだけど、驚いたのはその壁一面に細かく彫り込まれた模様。
今の技術で施そうとしてもたぶんウン10年とかかりそう。
アンコールワットは東西南北を回廊に囲まれてて、そこの壁画は方角によってそれぞれ違ったストーリー仕立てになっているようです。
経験値あふれる優秀なガイドが一緒にいたおかげでものすごく勉強になりました。
もうこの時点で散々歩き回りまくって写真もバッシャバシャ撮ってたのであとは印象に残ったところだけ。
遺跡群って言うくらいなので広さがとんでもないです。
自転車あっても絶対1日じゃ周りきれないと思う。
ここはタ・プローム。
遺跡と植物が融合してます。
ワンピースの空島にブチ込まれたような感覚。
石で造られた巨大な顔が無数に立ち並ぶバイヨン。
ただただ圧巻の一言。
そこにいた綺麗なお姉さん。
その後は山に登って夕陽をぼけーっと眺めて締め。
朝日とか夕陽とか焚き火とか、じんわりゆらゆら動くものをただただ眺めているのがたまらなく好きです。
市内に戻って来て夜は焼肉の食べ放題、お値段なんと驚きの5ドル!
肉だけじゃなくて野菜とか麺類ご飯類、フルーツも充実してました。
好きなくらい具材を取って、焼く・煮るを同時にできる画期的な鉄板の上で調理します。
ただ、具材が何の管理もされずにドサっと並べられてるだけなので、衛生的には日本だったら保健所が飛んで来るくらいのレベルです。
と言っても体調は問題なし、ちゃんと火を通せば大丈夫だと思います。
次の日はまず郊外の戦争博物館へ。
実際に戦争で使用されていた戦車や戦闘機、武器が数多く展示されています。
悲惨な歴史を抱えた国、っていう認識は持っていたけども、実際にその歴史を目の当たりにすると言葉も出ないくらい衝撃がすごい。
カンボジアの歴史については、大学に復学して詳しく勉強してみようと思っている分野の1つです。
すごく良い予習の機会でした。
その後はショッピングモールをブラブラしたりビール飲んだりして、夕方の便で姉が帰国。
'持つべきものは海外経験豊富な姉' だな、と最後に感じたシェムリアップ滞在でした。
そしてシェムリアップではいよいよ中国からの帰国の船の予約をしてしまいました。
年明けにはなるんですけど、少しずつ旅の終わりが見えて来てだいぶ寂しいです。
残りもバッチバチにマイペースで漕いで行きます。